ハト対策・効果
ビフォー&アフター
戸建住宅
近年、一般住宅の屋根に設置しているソーラーパネルと瓦の間に鳩が入り込み、営巣産卵をするケースが増えています。瓦や雨樋がフンに汚染されています。
パネル内部に再び鳩が侵入しないように、硬質ネットで遮蔽して周りにB-STを設置します。屋根のもっとも高い棟の部分や、瓦の端にもB-STを設置し、屋根自体に鳩が止まらないようにします。
集合住宅
マンション等バルコニーにある室外機周りが、鳩の営巣箇所のほとんどです。室外機の裏や下にも営巣します。
巣を撤去後、マット上にB-STを動かないように設置し、再び産卵に来ないように密に設置します。室外機周りに営巣した過去があれば、バルコニーの隅の排水管周りにも対策する必要があります。
市場
市場の天井鉄骨に鳩が営巣して市場全体にフン害を起こしていました。天井が高いため、大型高所作業車を使用しての施工でした。
巣を撤去後、その場所にB-STを密に設置しています。このような狭い場所も、営巣箇所となりますので、そのままにしておくと全体に営巣箇所が増え、対策コストが膨れることになります。
病院
病院の建物間にあった、あまり人が通らない所にある給湯器上の営巣状況です。
巣を撤去後にB-STを設置します。また近くの雨樋の上にも、巣に行けなくなった鳩が居付きますので、B-STを設置してこの周辺に止まれなくします。
学校
高等学校の体育館周りコンクリート柱の上で鳩が休んでいます。当然近くに営巣箇所がありますが、この下もフン害箇所となります。
柱の上部にB-STを設置すれば、鳩は止まれなくなります。雨の降りこまないこのような場所なら、営巣してもおかしくない場所ですのでしっかり対処する必要があります。
公共施設
市役所庁舎バルコニーに鳩が飛来して、フン害やバルコニー内への営巣被害を起こしていました。くつろぐ鳩はツガイなので、このままにしておきますと、営巣繁殖を繰り返すことになります。
バルコニー手摺りの上下にB-STを設置し、バルコニー内も床にも必要と思われる所には、B-STを設置しています。
高速道路
インターチェンジ通路橋内に鳩が居付き、通過する車両にフン害をもたらしていました。全体に施工していますので、これ以後フン害は無くなりました。
このどの場所にも、鳩が止まることができる訳ですので、あらゆる場所に施工するのが、確実に対策を成功させるコツです。部分的な施工では、移動した鳩に合わせ、イタチゴッコになり兼ねません。
ハトに関する豆知識
ハトの糞害・病原菌
ハトの糞・病原菌により、人に病気・寄生虫がうつる可能性があります。
ハトの糞害による被害
- 病原菌・寄生虫によって起こる疾患
- 毛や乾燥糞によるアレルギー症状
- 金属に糞が付着することにより生じる腐食の促進
など多数の被害が報告されています。
ハトの糞による病原菌
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サルモネラ食中毒
集団食中毒の多くが、サルモネラ菌によって起こります。ハトの約20%がこの菌を保有し、その糞からサルモネラ中毒が起きます。
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脳炎
ハトも脳炎ウィルスを保有することがあり、コガタアカイエカの媒介によって人に感染します。高熱・頭痛・嘔吐があり、2、3日後に意識混濁、けいれん等が起こります。感染した人の20%は、治っても手足の麻痺や知能障害などの後遺症が残ります。
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ヒストプラズマ症
Histoplasamacasulataumというカビの一種により発病し、肺結核に似た症状を起こします。このカビはハトの糞に空気中の胞子が落ち、温度・湿度などの条件がそろうと急に増加し、これが人間に触れると感染します。
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クリプトコッカス症
これが人に感染しますと軽症の場合は皮膚炎程度、重症になると脳・脳髄膜に病巣を作り死を伴うことがあります。ドバトの排泄物のなかからも分離され、乾燥した排泄物やほこりと一緒に人体に吸収され発病します。
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トキソブラスセマ症
TOXOPLASMAGONDIIという原虫が原因でおこります。妊婦がこの原虫の胎盤感染しますと急性類粒結膜炎が一般的な症状として知られています。